クラスメイトに救われる
数日前に 息子から期末テスト直前期と聞いて、急に焦り
だした母さん。
母さんが焦ったところで、現実は何も変わらないのだ
けれど、どうしても気になるのが親心。
そんな母さんをよそに 息子は ここ２日、せっせと
コピー用紙と格闘中。
「何やってんだ？」と気になって聞いてみたら、息子が
学校をお休みしている間の授業のノートのコピーだそう。
クラスメイト数人が 息子を心配して、学校の購買部で
ノートをコピーして持たせてくれたらしい。
昼休みや放課後にコピー機を占領して、誰は何の教科ね、
みたいな感じで、息子が困らないようにノートをコピー
してくれたのだそうです。
なんと有難い話なんだろうか！
目頭が熱くなってしまったよ。
『もちろん お金はオレ出したよ！』って自信満々に言う
息子に「当たり前！！」と突っ込んで、それでも感動して
まだ胸がいっぱいだった母さん。
『コピー 間に合わなかったやつは貸してくれた。』
そういって、バッグから さらに２人の名前で３冊も
ノートを取り出した息子。
テスト直前なのに申し訳ない！
うちのプリンターでコピーして即持たせます！
ノートを貸してもらっただけでも有難いのに、日曜の今日は
『算数を教えてあげる！』と言われ、お勉強会に行きました。
『お勉強会』と名の付くものは、大抵おしゃべりしちゃったり
遊んじゃって全然身にならないものだから、母さんは反対した
のだけれど、『オレの為の勉強会だから、オレが行かないと話
にならないじゃん！』とブリブリ怒りながら出かけて行った。
算数の得意なお友達による補習授業だそうです。
夕方帰宅した息子は 本当に勉強してきたらしく、右手の小指
から下が真っ黒だったよ。（疑ってゴメン！）
テスト直前期に息子の為に時間を割いてくれたお友達はもちろん
だけれど、快く送り出していただいた保護者の方にも 感謝の
気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます！
たかだか３ヶ月弱のお付き合いなのに、息子達の間には立派に
友情が存在するのね、と思ったら、なんだか嬉しくて 胸が
いっぱいになっちゃって言葉になりません。
普段口数が少なくって、学校でも本ばっかり読んでいる息子が、
どうやって お友達を作ったのかしら？と思うほどです。
ましてや『ノート貸して』なんて自分から言えないだろうから、
絶対に『大丈夫か？』と声をかけてもらったに違いありません。
こんな素敵なクラスメイトに恵まれたこと、これだけでも中学
受験をした甲斐があったなぁと思う母さんです。
